皆さま、こんにちは。
H1入社、人材開発部→広報室→学び事業部(企画室、NET推進室)→2000年卒業
(、その後、2004年-2009年、リクルートエグゼクティブエージェントに在籍)の、
井上和幸(株式会社 経営者JP 代表取締役)です。
この度、私の単著としては3冊目となります
『あたりまえだけどなかなかできない 係長・主任のルール』(明日香出版社)
が、4/17(火)に全国主要書店およびアマゾン等で発売となりました。
「初めてリーダーとなった、主任・係長の悩めるAくん(32歳)のための一冊を書いてもらえませんか」
編集部よりそんなお声掛けを頂き、今回、本書を書き下ろしました。
さまざまな立場、状況にある経営者やリーダーのキャリアを10年来見続けてきた多くの事例の中から、
その主任・係長時代を棚卸ししてみて、改めて身震いしました。
「この時期をどう進んだかで、皆さんのその後が決まっているじゃないか---。」
この10年間、経営者やリーダーの方々およそ6000名以上とお会いしてきましたが、
成功している人、残念ながらうまくいっていない人がいます。
その違いは何なのかを日々確認し、紐解き、整理、体系化しながら、
今後の道を切り開こうという皆さまのための人材コンサルティングを行っています。
そこで客観的に経営者、リーダー層のキャリアを見てきて分かったのは、
彼らの仕事人生の9割は、30前後〜30代半ばまでの主任・係長時代で決定づけられているということ。
長い仕事人生、誰しも必ず山谷があるものですが、好調不調に関わらず、成功している人達は等しく、
その土台を主任・係長時代に築きあげています。
そのターニングポイントとなり得るものを、可能な限り洗い出してみました。
紙幅の限界があるので、一般的な類書に触れられているようなことはなるべく割愛し、
実際にその後経営者やリーダーとして活躍している人の共通項、特長や
取り組んでいる具体的なことに絞り100項目挙げています。
そのなかでも特に気付いてほしいことを紹介します。
係長・主任の仕事のキホン:
・会社の中で「もっとも未来への可能性を持つリーダー」だと自覚する
・地位を与えてもらっただけでは、うまくはいかない
・「頼られる」ばかりより、「頼る」リーダーがよい
・「幹部への最終選抜」にエントリーしたという意識も大事に、など
いま活躍する経営トップが係長・主任時代にやっていたこと:
・成功するトップは皆、「いつ、係長・主任を卒業するか」の目標を決めていた
・自分を動機付ける&「鍛錬マニア」
・学びへの投資癖があった
・楽しみながらのめり込む!、など
プレイヤー兼指導者の必勝コミュニケーション術:
・「言い出しっぺ」ポジションを常にキープせよ!
・上司にも部下にも本気で怒る
・メンバーに期待し過ぎない
・「まず、やれ!」と言う
・一生忘れられないフォローをしよう、など
これだけおさえよ!リーダー力:
・チームでもっともあきらめの悪い奴になれ
・「スターシステム」を取り入れてみよう
・結果ではなく、プロセスや方法を常時チェック&修正
・成功するまで担当を降ろさない、など
新任リーダーとしての上司・会社とのうまい付き合い方:
・課長、部長だって人の子だ。上司の悩み相談に乗ろう
・「ロジック(論理・理由)」プラス「嗅覚」を働かせよ!
・辞表なんて、間違っても書くな!、など
背中を見せる現場リーダーの仕事術:
・「プロフェッショナル」に働こう
・「自分との約束」を絶対に破らない
・「早いパス回し」と「シュートで終わる」で仕事が10倍楽しくなる
・変化という刺激を常に組み入れよう、など
ツイてるリーダーになるルール:
・ツキ、運は誰でもコントロールできる
・成功事例ばかり追いかけない!
・定期的に「捨てる」ことでツキは回ってくる
・未来は自己選択でき、過去は変えられる!、など
係長・主任の地力作りのルール:
・心のひだを感じられる「自己紹介」をしよう
・人脈メンテナンスの上級テクニック
・継続力、習慣力の「複利のチカラ」をあなどるな!
・方法論(方程式)オタクになろう!、など
係長・主任のキャリアのルール:
・自分の“学年体質”を確認しよう
・自分と仕事の相性、棚卸し
・自分のチームを改善できずに逃げ出すな
・転職活動は職務の委託を受注する気で臨め、など
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本書が他の類書と一線を画す点は、学者やコンサルタントが唱える理論やべき論ではなく、
また、昨今はやりのスピンアウト型個人事業主やフリーランサーとしてノマドワークなどを説くというものでもなく、
あくまでも企業組織のリーダーとして、今後活躍するための具体的な動き方、あり方を、実例から紹介しているところにあります。
自分自身がどんなワークスタイルであると効果的なのか、
組織・会社、上司・部下との関係をどう良好なものとするのか、
キャリアについて、また、ツキ・運というテーマにも、このジャンルの書籍としては珍しくボリュームを割いて言及しています。
(それくらい、その人の持つツキ・運力はリーダーのキャリアにとって重要です!)
わたしが多くの例を見てきて、「ここが重点ポイントになる!」と痛感しているジャンル、テーマをかなり強調して紹介しています。
上場会社で3000社強、主要大手企業で約1万社、法人数としては400万社以上といわれる日本企業で、
いま、どの層においても本当に不足しているのがリーダー人材です。
わたしが現在、経営者JP社で取り組んでいるのは、
「豊かで力強い日本経済や社会づくりの一翼を担う、志高き経営者・リーダー」の育成と排出です。
このタイミングでこの本を著す機会を得たことに縁と使命・役割を感じています。
リーダーデビューした方々、また若手リーダーの上司であるMR会OBの皆さまにも、
ご自身のこれまでの5年、10年を振り返りながら、
今後のキャリアをどう展開するかについて考えるきっかけになればと思っています。
よろしければ、ぜひ、書店で手にとってみていただければ幸いです。
価値あると思っていただけたならば、部下の皆さまに、ぜひとも1冊、お渡しください!
どうぞよろしくお願いいたします。
井上 和幸
代表取締役社長・CEO
株式会社 経営者JP
(KEIEISHA JP Corporation)
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