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本日の内容
1.ご協力のお願い 「小児病棟をみんなで支えよう!」 光原ゆきさん
9.編集後記
1.ご協力のお願い 「小児病棟をみんなで支えよう!」 光原ゆきさん
クラウドファンディングご協力のお願い
「小児病棟をみんなで支えよう!〜子どもと親と小児病棟を丸ごと笑顔に」
https://readyfor.jp/projects/smilefamily2024
MR会の皆さま、こんにちは。1996年入社(デメジ・ISIZE・学び・医療・通販・RLS人事)、2018年卒業の光原ゆきと申します。
現在、認定NPO法人キープ・ママ・スマイリングの代表として、入院中の子どもに付き添う親を支援し、小児病棟の付き添い環境改善に取り組んでいます。
私自身、リクルート在籍中に2度出産、2人とも先天性の疾患とともに生まれ、私も小児病棟に泊まり込みました。
子どもが入院すると多くの親は一緒に泊まり込みますが、親の置かれている環境は過酷です。
日本の医療制度では、患者の年齢に関わらず、看護師1名が見る患者数は同じです。
小児病棟においても、1名の看護師が昼は7名、夜は10名もの患者を見ます。
明らかに手が足りず、看護師の仕事を親がしないと現場は回りません。
親は、チーム医療の大切な一員であり、戦力です。
ですが、親への食事・ベッドはなく、日々コンビニ食、寝返り打てず細切れ睡眠、目が離せず気が抜けません。
入院期間が長くなるほど心身を病み、親も倒れます。

それでも「子どもが一番頑張っているから」と具合が悪くても付き添います。
6つの大きな病院で長期間泊まり込み過ごした経験から、
小児病棟の付き添い環境は、どこも過酷であると知りました。
しかし親は医療の対象ではないため
「付き添い入院」という社会課題は医療の隙間に落ちた課題のまま30年以上放置されてきました。
子どもも親の顔をよく見ています。一緒にいる親の笑顔は何よりも安心の源です。
「子どもが元気になるためには、一緒にいる親が笑顔で健康であることが大切」なのに、
「子どものために親は頑張って当たり前」と社会も親自身も思っています。
親へのサポートはありません。
2014年、1歳を目前に次女が突然亡くなり泣き暮らす中で
「彼女に会えたから知ったことで何かの役に立てたら、それが彼女の生まれた意味になる」
そう思うことでようやく自分も生きることができました。
「付き添う親を応援したい」いつか「付き添い環境を改善したい」とNPOを設立しました。
付き添う親へ美味しいご飯を届けて応援し、
コロナ禍で付き添い交代が禁じられ院内に軟禁状態となった親(特に母親)へ食事や生活用品を詰め合わせた「付き添い生活応援パック」を届け、支援した家族は1万人を超えました。
「一人じゃないと思えた」「先が見えない入院生活だけど頑張ろうと思えた」
「付き添う親を応援してくれる人がいることに心を支えられた」と、とても喜ばれました。
それでも、付き添い環境の過酷さは変わりません。
付き添う親は看護師の仕事を肩代わりしているのに、
制度上は家族が看護を担うことは禁止されており「していない」ことになっている。
たくさん付き添う親が存在しているのに、いないことになっている。
この不都合な真実を明らかにしないと、付き添い環境はこの先も変わらない。
実態を国に伝え「付き添い環境改善」を要望するべく、全国初の付き添い経験者の大規模実態調査を2022年末に実施。「自分と同じ辛い思いをこれから付き添う人にさせたくない」と回答数は3643名に上りました。
そして、厚労省・こども家庭庁へ要望書と調査結果を渡し、記者会見を開きました。
結果、、、国が動きました! 当事者の声が国を動かしたのです。
記者会見の翌日、「付き添い入院」という問題の改善に向け、厚労省とこども家庭庁が連携して取り組むと回答がなされました。
その後、国の検討会が開かれ、私もメンバーとして参加、小児医療関係者と付き添いについて対話の機会をいただきました。
そして今年、「付き添う家族の食事、睡眠、見守りの環境改善」が今回の医療費の改定に反映されました!
小児科医からは「約25年間、小児医療の現場で働いていますが、付き添い家族の課題に国が取り組み始めた事は、信じられない出来事です」と驚きの声が届いています。
しかし、すんなりと付き添い環境改善とはなりません。
大人より手間が掛かる小児医療はそもそも不採算部門であり、少子化も加速。
経営的にも小児病棟を取り巻く環境はとても厳しく、病人ではない付き添い者の環境改善にコストをかけられる医療機関は限られています。
付き添い環境の改善は病院だけで対応できる課題ではなく、社会で支える仕組みを作ることが不可欠です。
「療費が世界一と言われるアメリカでも、小児病院や小児病棟は一般的に経営難で、寄付金にかなりの部分を頼っているのが現状」
とアメリカの子ども病院で働くドクターはいいます。
そこで私たちキープ・ママ・スマイリングは、
付き添い環境の改善に取り組みたいという思いはあるけれど、コスト的にもマンパワー的にも余裕がないという小児病棟を優先的に支援しよう!とクラウドファンディングを立ち上げました。
集めた寄付金は、環境改善を希望する病院に1病院あたり30万円分の付き添い環境支援の形にして届けます。
10病院への支援、300万円を目指して挑戦中です。
ですが、テーマが壮大でわかりづらいからか苦戦しております。
All or Nothingでチャレンジ中ですが、目標達成率60%、、まだ100万円以上足りません。
「付き添い環境改善に取り組む小児病棟をみんなで支えよう」
というテーマに共感くださる方に応援いただけたら本当に嬉しいです。
支援の背景や詳細はクラウドファンディングのページをぜひご覧ください!
※私たちは認定NPO法人なので、「返礼品なし」の寄付につきましては寄付控除対象となります。
すでに支援を希望する病院は10病院集まっています。さらに増える予定です。
(札幌北楡病院、厚生連長岡中央綜合病院、JCHO群馬中央病院、土屋小児病院、静岡市立静岡病院、大阪急性期総合医療センター、JA尾道総合病院、香川県立中央病院、佐賀大学医学部附属病院、大分こども病院)
※病院の募集ページはこちら
https://momsmile.jp/report/event/post-5404/
日本の小児病棟を支えていこう!という私たちのチャレンジにぜひ力を貸してください。
目標達成に向け、応援いただけますと幸いです。
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「小児病棟をみんなで支えよう!〜子どもと親と小児病棟を丸ごと笑顔に」
https://readyfor.jp/projects/smilefamily2024
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ご質問などありましたらメールやFacebookなどでお気軽にご連絡ください!
どうぞよろしくお願いいたします!
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認定NPO法人キープ・ママ・スマイリング
理事長 光原ゆき
mitsuhara@momsmile.jp
https://www.facebook.com/mitsuhara.yuki/
★活動紹介:読売テレビで紹介頂いた動画(15分)
https://www.ytv.co.jp/ten/corner/colorful/f62jz0gkg2xbjlf2.html
★キープ・ママ・スマイリング公式サイト・SNS
https://momsmile.jp
https://www.facebook.com/keepmomssmiling/
https://www.instagram.com/keep_moms_smiling/
https://twitter.com/momsmilejp
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9.編集後記
▼編集後記
・私が広報室時代、デジタルメディア事業に、大型新人(?)として入社してきた光原ゆきさん。
こちらのNPO、私自身も法人して、また個人して応援してきました。
3年前のMR会のZOOMイベントでも紹介せていただきましたが、想像以上のスピードで、認定NPOへ。
リクルートで培った、「圧倒的当事者意識」と「やり切るチカラ」を最大限活かしてきたと思います。
これからもずっと、応援したいと思います。ご支援いただければ嬉しいす。
(山本真規子)
・生活と政治が結びついた素晴らしい活動ですね。
このようなボトムアップによる改革改善が、日本人の得意とするところかもしれません。
(山田敏博)
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